”鮮烈、稲妻ライン!日本一速い男「星野一義」を印象づけたスーパーシルエットカー”
シルビアターボは、日産ターボ軍団のなかで最も長くスーパーシルエットレースに参戦したマシンで、81年から
84年の4年にわたるレース活動において、ドラーバー、カラーリングともに変更されることはなかった。
シルビアターボも、角目4灯のS110型からリトラクタブルライトのS12型イメージしたボディカウルに変更した。
アルミ製のモノコックフレームは3チューブ構造で、フロントとリアは鋼管サブフレームとした。
エンジンルーム周辺は頑丈なスペースフレームのセミモノコック構造で、サスペンションはフロントが
マクファーソン・ストラット、リアは5リンク式だ。
ブレーキは当時1輪200万円もしたAPロッキード製のベンチレーテッド・ディスクを奢っている。
このフレームの上にFRP製のボディを被せた、その怪奇なルックスも人気となっている。
前後のフェンダーを大きく膨らませ、ノーズ先端には大きなスポイラーを装備しリアエンドには大型のスポイラー
がそびえ立つ。
エンジンはLZ20B型4気筒DOHCターボを積み、排気量2082cc、最高出力570ps/7600rpm、
最大トルク55,0kgm/6400rpm 富士の第1コーナーで真っ赤なターボファイヤーを噴き上げ、喝采を
浴びている。
尚、兄弟車にシルバーベースのボディカラーのマシン、柳田春人のガゼールターボがある。
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